新聞掲載記事から転載しました。 朝日新聞 2003年1月20日(月) 34面
サバのピリ辛ゴマみそ煮
(栄養士・金沢 典枝)
正月気分もすっかり消えました。仕事で頭脳を酷使し、複雑な人間関係でストレスがたまると、大人でも集中力が低下します。
そんな時、20分ほど歩いたりジョギングしたりできれぱ幸せですね。脳から神経伝達物質のエンドルフィンが出て前向きな気分になり、集中力が回復するでしょう。
今回は「サバのピリ辛ゴマみそ煮」です。サバは血液をサラサラにするDHAや集中力を高めるビタミンB12、そして良質のたんぱく質を含んでいます。
ゴマは、神経に働きかけて情緒を安定させるビタミンB1、神経の興奮を静めるカルシウム、脳の働きを活発にするビタミンEが豊富です。
抗酸化作用のあるビタミンCやカロチンを含むワケギも添えました。コチュジヤンの辛み成分カプサイシンによって体内からポカポカ温まり、ピリピリが脳を活性化するという欲張りなメニューにしてみました。
2人分(1人分200キロカロリ、塩分2グラム)
サパ2切れ ワケギ2本 ショウガ5グラム
<合わせ調味料>
コチュジャン 小さじ半 白ゴマ大さじ1 しょうゆ小さじ1
酒大さじ1 砂糖大さじ1 みそ大さじ1 水150CC
@サバは皮に切り込みを入れる。ワケギは5センチの長さに、ショウガは薄切り
A白ゴマをすり、ほかの調味料と合わせて水を一緒に鍋に入れる
B沸騰したらショウガとサバを入れ、落としぶたをして7〜8分煮る
C仕上げ間際にワケギを加え、ひと煮立ちさせる
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