新聞掲載記事から転載しました。 日本経済新聞 2002.07.08 夕刊 11面
丁寧にいため夏バテ防止 江上料理学院院長 江上 栄子
ナスは「成す」に通じることなどから、おめでたいものの一つになっています。ナスはクセがないので、和洋中どの料理にも向いています。
食欲のない時、油を使ったナス料理は少量でもエネルギーや必須脂肪酸が取れるので、夏バテ防止にもなります。
また、ナスと青ジソはカリウムを多く含むので、むくみが取れます。今回の「ナスのそぼろ煮」は暑い季節へ冷やして食べてもおいしい一品で、ほてりやのぼせにも最適です。
ナスの料理をおいしく作るには、丁寧にいためるのがコツといえましょう。
【材料】(2人分)ナス3本、豚ひき肉100g、青ジソ4枚
a(しょうゆ、みりん、酒各大1、だし汁1/2カップ、ショウガ10g。
ごま油大1
【作り方】
@ナスはヘタを取り3cm大の乱切りにする。
水にさらしてアク抜きをし、水気をふく
A青ジソは、せん切りにし水にさらす。ショウガを薄切りにする
B鍋を温めてごま油を入れ、ひき肉とナスをいためる。
ナスがやわらかくなったらaを加えて弱火で煮る。
煮汁が少なくなったら味をみて青ジソの半量を混ぜる
Cナスを盛り、残りの青ジソを天盛りにする
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