新聞掲載記事から転載しました。 日本経済新聞　2003.03.10　夕刊（月）

家庭の食医

（江上料理学院院長　江上　栄子）

　今年もまた花粉症の季節がやってきました。くしゃみ、鼻水、目のかゆみなどのつらい症状は経験した人でないと分からないものです。
　それらの症状を抑えるためには、免疫力を高め、体の抵抗力をつけることが第一です。食事においては緑黄色野菜が効果的だと言われています。
　そこで今回は、アスパラ、トマト、パプリカなど緑黄色野菜をたっぷり使いました。青魚のマリネのコツは、塩で生臭みを除き、さっと流してこんがり焼くことです。アジやサバ、イワシでも応用可能で、四、五日は保存できるので便利です。

【材料】（２人分）
　カジキマグロ２切れ、アスパラガス４本、パプリカ（赤）１／２個、
　レタス４０ｇ、トマト１／２個
　ａハーブ（バジル、パセリなど）大１、オリーブ油大３、酢大１、
　　粒マスタード小１／２、ニンニク（みじん）小１／２、塩・コショウ各適宜

【作り方】
　�@マグロは塩をして半日おき、さっと流して塩、コショウをし、
　　フッソ樹脂加工のフライパンでこんがり焼き、ａに漬けて半日おく
　�Aトマトは縦切りにする。アスパラは塩ゆでし、パプリカは熱湯を通し、食べやすく切る。
　　レタスはちぎる
　�B器に�Aの野菜を敷き、マグロをつけ汁ごとのせる